2月23日(月)「金沢 ジョーの箱」
長野駅からユミは東京行き「はくたか」に、ぼくは敦賀行「はくたか」に。
去年の長野駅改札口は身動きがとれ位ぐらいの人でしたが今年はそこまで混雑ではなかった。
ジョーの箱は、カレー屋「ジョーハウス」のイベントスペースです。
いつものPAの人が病気で、急遽店主の本池くんが音響をやってくれることになりました。
開演まで時間があったので、リハーサルの後近所の県立図書館に行ってみました。
ドーム型の建物の中はフロアーの区切りがなく、真ん中に立つと1階から4階まで
一望に見渡せます。ぼくは本を見たかったのではなく、その空間を体感してみたかった。
今日は「あの橋を渡る」「銀座線を探して」ともうすぐ発売になる「長い旅」から
の最近の曲を中心に歌いました。
2月22日(日)「長野 ネオンホール」
今回もネオンホールの清水くんにお願いしてライブを準備してもらいました。
清水くんはオーガユーアスホールのベーシストでもあります。
ということで、今回も満足のいくライブができました。PAの人もすばらしかった。
お客さんがとても熱心に歌を聞いていたよ、と後ろで見ていたユミが教えてくれました。
今日は何年ぶりかで「ユニコーン」(作詞・友部 作曲・原田郁子)を一人でギターを弾いて歌いました。
ライブが終わって、椅子を片付けて何もなくなったネオンホールは、「また来年も待ってるよ」
と言っているようでした。
2月17日(火)「京都 拾得」
拾得は京都在住のふちがみとふなとのホームグラウンドのようなコーヒーハウス。
ぼくにとっても拾得は、日本にまだライブハウスがなかった1970年代初期からのホームグラウンドです。
そして入り口に停められたたくさんの自転車は地元京都の人たちのホームグラウンドであることを
教えてくれます。そんなリラックスした空気でのライブは当然のように静かに熱く盛り上がりました。
二度のアンコールを含めてLDKのレパートリーを全て出し尽くしました。
「LDK」の宣伝用の短い動画を作ってくれた松野泉さんやレコーディング担当のエンジニアの萩野さんも
聞きに来てくれて、アルバムの打ち上げのような夜でした。
本番前にユミと堀川商店街を散歩しましたが、買い食いした唐揚げは冷たかった。京都は寒いな。
2月16日(月)「名古屋 得三」
LDK「ブルースとワルツ」発売記念ライブ第二弾は名古屋の得三でした。
普段週末のライブが多いぼくには月曜日のライブは異例でしたが、週末とさぼど変わらないお客さんの数。
LDKは船戸くんのベースとふちがみさんの鍵盤ハーモニカとぼくのギター以外ほとんど楽器のない
歌だけを聞かせるバンドです。こうなってくるとぼくのギターも結構重要で、にわかギタリストのような気分。
LDKはほとんどの歌をぼくとふちがみさんがユニゾンで歌うので、それもこのバンドの特徴だと思います。
この間のアピアでそのことを指摘してくれた人がいたので、今日はそんなことも意識しながら歌いました。
2月12日(木)「港北水再生センター」
BankART1929からのお誘いで、保良雄個展「TOTEM ORGA(H)」を横浜市港北区の水再生センターに見に行きました。
個展の内容はよくわからないまま、ぼくはただ会場として使われる下水処理場に惹かれたのです。
以前ナショナルジオグラフィック日本版で多摩川の水再生処理場を特集したのを読んで、興味を持っていたので。
下水処理場は都市の腎臓で汚水を処理して自然に返す働きをしています。実際に現場で汚水処理の工程を説明を頼りに
理解しようとするのですが、そこにアートが人間的に絡んでくる。今まできっと誰もそんな汚水処理場とのコラボレーション
を考えたことはないだろうな、ととても面白い体験でした。
会場の水再生センターは横浜市の一部、55万人の下水を処理して川に戻しているそうです。川に戻す時は浄化しすぎないように、
水の中の生き物のことを考えて戻しているそうです。見学のコースに沿って作家の作品を見ていくと全ての何か繋がりを感じます。
それに答えを出すのは見学者である僕たちに任されているのでしょう。
BankART1929は去年横浜市から切り離されて拠点を失いましたが、会場にいた代表の細淵さんにそのことを聞くと、
「拠点がないから今回のようなことができた。拠点があった時には水再生場をアートの展示会場にできなかった」と語っていました。
美術は表現活動の最前線です。昔パリのポンピドーセンターに行った時にそう思いました。アートほど具体的な発言はないと。
今回の企画もそんな延長線上にあると思いました。
2月10日(日)「LDK アピア」
LDK「ブルースとワルツ」の完成記念ライブ。その一回目を学芸大学の「アピア40」でやりました。
レコーディングから1年半も経っていて演奏に自信がなかったので、ぼくは二度スタジオで
個人練習しましたが、一人では実感が乏しい。そんな状態のままぼくは本番に臨みました。
今年初めての積雪にもめげずにお客さんは満員で、それも励みになりました。
前半8曲、後半8曲でアンコールは2曲。予定になかった2度目のアンコールではぶっつけで「ラブミーテンダー」を船戸くんのベースだけの伴奏でふちがみさんと二人で歌いました。
2部1曲目の「ガゾメーター」は朗読風の曲で、ふちがみさんから勧められて、最近ぼくが自分のライブの時に
吹いているトランペットのマウスピースを吹きました。一生懸命吹いたのでマウスピースに唾がたまりました。
アピアは客席が横長の作りでお客さんの顔がよく見えます。前の方の人たちはにこにこと楽しそうに聞いてくれたし、
後ろの方で立って見ていた原マスミくんは手を振ってLDKの演奏に応えてくれました。
LDKの新作発売記念ツアーの1日目はこうして楽しく無事に終了しました。
2月4日(木)「LDKのツアーに向けて」
京都のレコーディングスタジオで「ブルースとワルツ」を録音したのがもう一年半前のことなので、ライブが近づくと
忘れていることが多いのに気づきます。それで横浜の練習スタジオでアピアのライブのための個人練習をしました。
いつの間にかLDKの曲数はかなり増えていて、練習しながら活動してきた年月の長さを思いました。
2月1日(日)「豊田道倫 移動遊園地ORIGIN」
ぼくも参加したトリビュートアルバム「移動遊園地」が1月下旬にやっと発売になりました。
11月に発売予定でしたが、何らかの理由で2ヶ月以上遅れました。
ぼくが伊賀航くんと坂田学くんと三人で、横浜のサムズアップを借りて「大阪へおいでよ」を録音したのは
去年の6月のことなので、ようやくという気がします。
トリビュートアルバムと同時発売で豊田くんのオリジナルも同じ曲順で発売されました。これが本当にいい。
豊田くんの初期の歌は聞いたことがなかったのでうれしい。豊田くんの歌は本人が歌うのが一番いいな。
でもこういうことは、トリビュートアルバムにぼくが参加していつも感じることです。
ぜひこの2枚、聞き比べてみてください。
1月30日(金)「寺尾紗穂さん」
ラ・カーニャの店主の岩下さんに誘われ、寺尾紗穂さんのライブをラ・カーニャにユミと見に行きました。
寺尾さんのライブはイベントで一緒になった時など、今までに4、5回は見ているけど、今夜のはずっしりと重かった。
歌を聞いて考えさせられることはあまりない経験です。
寺尾さんの前に歌った幸木野花さんの歌も良かった。生活がこんなにも初々しいなんて、若いっていいなと思いました。
1月29日(木)「遠来」
伊勢真一監督の新作「遠来」の完成上映会が下北沢のラ・カーニャでありました。
友部のドキュメンタリー映画? いったいなんだろう、と恐る恐る集まった人で狭いラ・カーニャは満席に。
妙な熱気に包まれました。
何人かの人から「よかった」という感想を聞きました。ロケット・マツは「ユミが良かった」と言っていました。
確かにそうかもしれない。映画の中の10年前のぼくは歩いたり走ったり、歌ったり詩の朗読をしているだけだからね。
ぼくが二十歳ぐらいから友達の岩永正敏や映画監督の水谷俊之や、ナナロク社の編集者だった川口恵子さんが
来てくれて、うれしかったな。水谷くんはまだ若かったぼくとユミと一緒に8ミリ映画を作って遊んでいたのですが、
今回の「遠来」にはその映像がほんの少し使われているし、ナナロク社の川口さんは、「バス停に立ち宇宙船を待つ」
の詩集の編集者でした。映画のなかでぼくはその詩集から何編か朗読しています。
1月22日(木)「火星の庭句会」
今年最初の句会が火星の庭でありました。ぼくとユミは横浜から投句と選句だけ。
メンバーの関根かなさんが元旦に事故で突然亡くなって、その最初の句会だったので参加したかったけど。
「かなさんは富士を見下ろす冬の月」。これは投句しなかったぼくの句です。
1月20日(月)「映画の完成上映会」
1月29日、31日の2回は下北沢のラ・カーニャで、2月4日は田端のシネマチュブキで、伊勢真一監督の新作ドキュメンタリー
映画「遠来」の完成上映会があります。詳しくはこちらで。
10年ぐらい前に伊勢さんチームがニューヨークまで、ぼくのニューヨークシティマラソンを撮影に来た時の映画です。
実際のマラソンのシーンは一瞬なので、映画になって公開されるとはぼくもユミも思っていなかったのですが、
公園でぼくが歌っているシーンや詩の朗読をするシーンなどを加えて、マラソンとはちょっと違う内容になりました。
劇場公開は4月11日から新宿のK’sシネマで1ヶ月間です。
1月14日(水)「macaroomと知久寿焼」
横浜サムズアップのマカルームと知久くんのライブを聞きに行きました。
ぼくもユミもこの不思議な組み合わせの音楽がとても好きです。
何曲かのマカルームのソロ演奏を除けば、あとは全て知久くんの歌をマカルームのアレンジで演奏する
という感じで、マカルームのエレクトロニックなサウンドが知久くんの土っぽい歌に合っていました。
前半と後半に一曲ずつカンフーの演技があって、シャープな体の動きに目が毎回釘付けに。
「たま」とも「パスカルズ」とも違う知久くんの第三の世界です。
1月13日(火)「ジャケットデザイン」
デザイナーの坂村さん、ブリッジの三浦さん、プロデューサーのユミと新しいアルバムのジャケットの
打ち合わせをブリッジでしました。今度のアルバムは2枚組なのでジャケットの形をどうするかが主な内容。
どんなデザインになるのかとても楽しみです。
1月8日(木)「パスカルズ」
横浜のサムズアップでパスカルズのライブを見ました。ロケットマツはステージで曲名を言わないので、どの曲が
良かったのか後から言えないのですが、いい曲だなあ、いい演奏だなあ、という曲がたくさんありました。
サムズアップは客席がステージを囲むようになっていて、横長のステージが低いので演奏するメンバーの様子が
間近に見られます。演奏の楽しさとは別の演奏者のシリアスな顔が良かったな。
満員の観客と14人のメンバーは紙吹雪舞うカーニバルを思わせます。
ぼくとユミは原マスミくんと稲田さんと一緒にライブをすっかり堪能して、終電までサムズでパスカルズの
メンバーたちと飲んでました。
1月7日(水)「アーティゾン美術館」
山城知佳子、志賀理江子という二人のアーティストによる映像と写真による迫力のある内容でした。
どちらも音をふんだんに使っているのが特徴。山城さんの最新作に出てくる炎のように赤い花の鮮やかなこと。
志賀さんの作品は長い巻き紙のような壁に吐露される写真とたくさんの言葉のうねり。壁がうねるのは人が悶え苦しんで
いるのに似ています。アメリカの幾つもの核実験のことを思うと、身勝手なことばかりして、それが世界にまかり通って
きたんだと思いました。
1月3日(土)「劇場試写」
新宿のk’sシネマで、伊勢真一監督の新作映画「遠来」を見ました。
映画館での一般上映がすべて終了してからの試写だったので、午後9時からぼくとユミと監督と音響の永峯さんの四人で
最終確認をしました。
「遠来」は伊勢監督チームがニューヨークにやって来て、ぼくのニューヨークでの暮らしを撮影したドキュメンタリーで、
10年も前のことが、まさか今頃映画になるとは思っていなかった。4月からk’sシネマで1ヶ月上映される予定です。
2026年1月2日(金)「平塚」
息子の一穂家族の暮らす平塚に行きました。平塚駅に車で迎えに来てもらい、みんなで平塚八幡宮に。
そういえば一穂が平塚にいるせいで、ぼくたちの初詣は平塚八幡宮です。
今回の初めては猿回し。ぼくもいつの間にか自然に笑っていました。
一穂たちの新居ではおいしいステーキをご馳走になりました。一歳になったばかりの息子くんも自分専用の食事を
完食していた。